◆北海道神宮の由来
明治4年(1871年)に創建され当時は札幌神社と呼ばれていました。
そもそも北海道は以前、蝦夷地と呼ばれており、明治2年に北海道の名前になりました。
開拓民の心の拠り所として有名な場所になり、昭和39年(1964年)には、日本の礎を築いた明治天皇によって今の「北海道神宮」の名前に変わりました。
当初は北海道の函館に御神体が運ばれましたが、北海道の南端にあることからもっと中央にあるべきだと考えられ、今の札幌市に移動したと言われています。
当時札幌市の設計に着手していた開拓判官の「島義勇」によって作られました。
北海道神宮は神社の中では比較的新しい神社になりますが、明治神宮によって創建されたこともあり規模の大きな神社として知られるようになりました。
◆北海道神宮の特徴
北海道の一之宮としても知られ、格式の高い神社の一つです。
ご祭神は「開拓三神」と呼ばれており「大国魂神(国土の神様)」・「大那牟遅神(開拓の神様)」・「少彦名神(医薬や酒造の神様)・明治天皇の4柱になります。
開拓の歴史や精神を今に伝えるものとしても知られています。
年始の初詣や厄払い・節分・1400本の桜が咲き誇るお花見など、北海道の道民の生活に深い関わりのある神社になります。
春先になるとエゾリスが顔を出すなど自然も豊かな環境になり、季節によって変わる神社の景色を楽しむこともできます。
250本にもなる梅の名所としても知られ、梅にちなんだお土産も豊富に揃えています。
その年によっては桜と梅をGWに眺めることもできます。
◆北海道神宮の見どころ
北海道神宮といえば例大祭なくして語れません。
6月15日に行われ戦時中に2回ほど中止になったこともありますが、明治5年(1872年)以降、毎年必ず行われているお祭りです。
神輿の渡御や時代装束に身を包んだ1600名による、迫力満点な行列も有名です。
祈願札を用いて年に1回の例大祭の前日に当たる宵宮祭にて祈願札の焼納をしています。
・御礼(神恩感謝)
・恋愛成就
・心願成就
・受験合格
・家内安全
・商売繁盛
・厄除開運
・身体健康
・病気平癒
などの9種類の中から、祈願札を選んで願いごとを記入します。
自分の分だけでなく家族の分を変わりに奉納することもできます。
北海道神宮の小さな石が長い年月をかけて、岩石になったさざれ石と呼ばれるものがあります。
現在は天然記念物にも指定されるなど、北海道神宮の名物になっています。
さらに札幌開拓に関わりがあると言われる島義勇の銅像が北海道神宮の中に収められています。
◆北海道神宮の基本情報
住所:北海道札幌市中央区宮ヶ丘474
電話番号:011-611-0261
アクセス:
地下鉄:東西線円山公園駅下車→徒歩15分
バス:JRバス神宮前停留所下車(西14、西15)徒歩1分
北海道神宮 公式サイト
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