鎮西大社 諏訪神社 / 長崎

鎮西大社諏訪神社

鎮西大社諏訪神社(ちんぜいたいしゃすわじんじゃ)は、長崎県長崎市にある神社で、
諏訪神社、森崎神社、住吉神社の三社がその起源とされています。

地元では「お諏訪さま」、「おすわさん」と呼ばれて市民に親しまれています。

諏訪神社

戦国時代、長崎はキリスト教徒の影響によって、辺り一帯の神社は全て取り壊されてしまいました。
しかし、江戸時代の寛永2年(1625年)に当時の長崎奉行等、多くの人の協力を経て、
円山(現在の松の森のある場所)に諏訪、森崎、住吉の三社を再興します。

安政4年(1857年)9月に大火で焼失してしまいますが、孝明天皇の指示により、
明治元年(1868年)に、再興します。

諏訪神社の特徴

三社の集合している鎮西大社諏訪神社は、それぞれの神社に信仰の意味があります。

諏訪神社は、建御名方神(たけみなかた)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)という女神で、武神で厄除け。

森崎神社は、伊邪那岐(いざなぎ)、伊邪那美(いざなみ)で、刀物創生。

住吉神社は、住吉三神と呼ばれる表筒之男神、中筒之男神、底筒之男神で、海上安全、大漁満足。

とても珍しい神社です。

◆境内の狛犬がパワースポット

境内に、願いを叶えてくれるパワースポットとして人気なのが狛犬!

狛犬 パワースポット

「高麗犬の井戸」は金運アップということでお金を洗うと金運アップできると言われ、「銭洗いの井戸」とも呼ばれています。
場所は拝殿の左後方にあります。

「止め事成就の狛犬」は禁煙やダイエットの願いが叶うと言われています。
たばこをやめたい。ダイエットしたいのに食べたいのを止められないという時に訪れるといいですね。

他にも逆立ち狛犬や河童狛犬もいます。

長崎くんち

鎮西大社諏訪神社の大祭として有名なのが、長崎くんち(10月7日8日9日)と呼ばれるお祭りで、

絢爛豪華(けんらんごうか。とても豪華という意味)なお祭りは日本とは思えない風情のあるお祭りであると同時に、
日本三大祭りの一つに数えられていて、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

長崎くんち

龍踊(じゃおどり)、鯨の潮吹き、太鼓山(コッコデショ)、阿蘭陀万才(おらんだまんざい)、
御朱印船(ごしゅいんせん)と呼ばれる出し物は、ポルトガルや、オランダ、中国など、
古くから海外と関わってきた長崎ならではのお祭りだと言えます。

それだけでなく、日本ならではの山車などの出し物もあり、京都や堺(今の大阪)の影響も受けています。

くんちは諏訪神社への敬意を込めておくんちとも呼ばれていて、その由来は旧暦の9月9日に最初の式典があり、
方言でくんちとなったそうです。

珍しいながらも、深いこの神社、是非いってみてください。

諏訪神社の基本情報

住所 長崎県長崎市上西山町18-15
電話番号 095-824-0445
営業時間 24時間
料金 基本無料
アクセス 長崎芒島、出島インターから車で約10分。または、路面電車で諏訪神社でおり、地下道で神社の参道へ
駐車場 普通車20台。ただし、正月や、11月などのシーズンは混雑するので注意。
諏訪神社公式サイト