善光寺 / 長野

善光寺

◆善光寺の由来

善光寺といえば今でも謎の多いお寺として知られています。
今から約1400年前になる皇極天皇3年(644年)に創設されたものだと言われています。

この善光寺の歴史は「善光寺縁起」と呼ばれる成り立ちや由来を記したものにまとめ残っています。
善光寺は「本田善光」さんのお寺だったことから付けられた名前です。

ただし善光寺については歴史的な資料などは見つかっていないのですが、境内から出土した瓦の特徴などによって、飛鳥時代に作られたものであると考えられているのです。

善光寺

◆善光寺の特徴

長野県の善光寺といえば宗派に関わらず誰でもお参りができるお寺として知られています。
それは善光寺が、約1400年ほど前のまだ仏教の宗派ができる前に開山されたお寺だからです。

今では長野市のシンボル的な存在になり、長野の歴史と一緒に発展してきたと考えられています。

一生に一回はお参りをしないと極楽にはいけないと言われていて、「遠くとも一度は参れ善光寺」という歌も残っています。
善光寺は国宝に指定されていますし、中にいらっしゃる御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は日本で見つかっている仏像の中でも最古のものだと言われています。

歴史的にも価値の高いものがたくさん残っているので、見どころポイントがたくさんある、とても価値の高いお寺になります。
善光寺は寺院になり境内に立ち入るのに拝観料などもかかりません。(※本堂内陣などの一部を除く)

善光寺

◆善光寺の見どころ

善光寺の本堂がメインになりますが、善光寺の境内には他にも見どころスポットがたくさんあります。
1日の中で一番善光寺らしい姿が拝めると人気があるのが早朝に行われる「お朝事」ではないでしょうか。

夏は朝5:30~、冬は7:00~本堂で行われている勧行の一つです。
天台宗→浄土宗の順番にて行われ、たくさんの住職によって読経する貴重な姿を見ることが出来ます。
1000年以上前から毎日欠かさず行われてきた、由緒正しいものになります。
同時に回向の申込みをしておくと内々陣に入って名前を読んでもらうこともできます。

善光寺

また善光寺内には108本の柱があると言われています。
これは人間の煩悩の数が全部で108個あると考えられている、仏教の教えでもあるのです。本堂の柱はねじれていることでも有名ですが、かつては善光寺地震によるものだと考えられていました。
その地震から本堂が耐えたことにちなんで地震柱とも呼ばれています。

このねじれは匠が予測して付けたものという見解で考えられるようになりました。
他のお寺にはない善光寺らしさでもあります。

善光寺

◆善光寺の基本情報

善光寺

住所:長野県長野市大字長野元善町491
電話番号:026-234-3591
アクセス:JR長野駅から路線バス、善光寺口バスロータリー「1番のりば(善光寺方面行き)」
善光寺大門下車、所要時間15分、善光寺本堂まで徒歩5分
善光寺 公式サイト