◆八重垣神社の由来
旧称は「佐久佐神社」で素盞鳴尊が青幡佐久佐日古命に祀られ、境内に鎮座したと伝えられています。
創建年代の詳しい詳細については分かっていません。
社名は「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る この八重垣を」の歌にちなんで付けられました。
明治11年後に社名が八重垣神社に変更になりました。
ヤマタノオロチの神話で大蛇を退治した素盞鳴尊と稲田姫が新居を構えた場所としても知られ、現在は縁結びの神社としても有名な神社です。
実際に宝物殿では障壁画として2人の姿を描いたものが残されています。
とても美しい神社として知られ、縁結び・夫婦和合・安産・授児などのご利益があると言われ、特に女性からの人気が高いことでも知られています。
◆八重垣神社の特徴
八重垣神社はとても清楚で隅々まで美しい神社として知られ、境内にたくさんの椿が咲いています。
この椿は稲田姫が植えた椿の子孫が今に残っていると伝えられています。
中でも夫婦椿は地面から2本の木が出て地上にて1本になっています。
その姿は一心同体でもあると言われており、愛の象徴としても拝められています。
木が枯れても境内には二股の椿が何度でも発生されるといわれ、境内には現在3本の夫婦椿があります。
毎年5月になると稲田姫を奥之院にお返しする「身隠神事」が行われます。
12月になると本社に迎える「還幸祭」もあり、どちらも一見の価値ありです。
また八重垣神社の参道にある鳥居は白く、まるで女性のような凛とした美しさがあると言われています。
鳥居は1箇所しかありませんが、八重垣神社の中でも見どころスポットとして知られています。
◆八重垣神社の見どころ
八重垣神社で有名なのが「鏡の池」ですよね。
稲田姫がヤマタノオロチから身を隠している間に、この池が鏡となったのは有名なお話です。
稲田姫の姿を映していたものとしても知られ、現在では占いができる場所として多くの女性が訪れます。
やり方はとても簡単で水に紙を浮かせて硬貨を乗せて、その硬貨と紙が沈む様子によって出会いを占うものになります。用紙が15分以内に沈むと良縁が早くなり、30分位以上かかり遅くなると縁が遅くなると言われています。沈む場所によって近ければ近いほどその相手が身近な人であるのを表しています。
鏡の池の奥には奥之院があり、汚れを落としてくれる清楚さを備えた神社として知られています。
自然の木々の中で輝く本当に美しい場所です。
鏡の池まで足を運んだ時は奥之院まで足をのばしてみてくださいね。
◆八重垣神社の基本情報
住所:島根県松江市佐草町227
電話番号:0852-21-1148
アクセス:JR+バス JR松江駅4番乗り場よりバスで約20分
松江市交通局
八重垣神社 公式サイト
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