厳島神社 / 広島

厳島神社

◆ 厳島神社の由来

厳島神社は、広島県廿日市市にある、平安時代の寝殿造りの粋を極めた朱塗りの社殿は廻廊で結ばれており、まるで海に浮かんでいるような感覚に落ちる神社です。

1400年の歴史を持ち、世界文化遺産として認定された神社です。

潮の満ち引きにより、満潮の際には海に社殿が浮かんでいるような不思議な朱塗りの回廊が荘厳さを保っています。

推古元年(593年)、佐伯鞍職によって作られた神社と伝えられています。

大鳥居 厳島神社

今日のような海の上に建つ回廊で繋がった社殿を造営したのは、平安時代後期、嚴島神社を崇敬した平清盛の援助を得て、佐伯景弘と言われています。

弘治元年(1555年)、厳島の合戦で毛利元就が勝利を収め、神社を支配下に置き庇護ました。

また、豊臣秀吉も参詣して武運長久を祈願しており、大経堂(千畳閣)建立を命じています。

有名な大鳥居は、海に埋まっているのではなく、ただ立っているだけ。

どのようにして建設されたのかとても不思議です。

さらに、干潮になれば、この大鳥居の近くまで歩いて行けるため、必ずといっていいほど皆が写真を取りに行きます。

この厳島神社は、「安芸の宮島」ともよばれ、日本三景の一つに数えられています。

さらに、高さ16メートルの大鳥居も日本三大鳥居の一つ、厳島神社の平舞台も日本三大舞台に数えられ、平家が納めた平家納経などを含めて様々なものが重要文化財に指定されています。

◆ 厳島神社の歴史

信仰の対象は「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)、「田心姫命」(たごりひめのみこと)、「湍津姫命」(たぎつひめのみこと)の三女で、この神社の由来も市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)からなまっていつくしまと呼ばれるようになったという説もあります。

平家一族だけでなく、時の天皇も信仰、崇拝しており、時代が平家から源氏に変わっても、また、戦国時代になっても、中国地方の毛利等から崇拝されてきました。

目で楽しめ、雰囲気を楽しめ、歴史を感じられる厳島神社。誰もが一度は訪れたい素晴らしい神社です。

厳島神社には「8」という数字がキーワードになっています。

8は横向きにすると∞の形になり、永久的に繁栄することを願っているとも言われています。

宮島信仰のパワースポット「弥山」

宮島 弥山

「奇跡の空間」とも云われ、弘法大師が開山した由緒ある霊場で、宮島の神秘な力の源でありパワースポットとしても有名な山です。

その歴史は千二百年以上の時を重ねています。

古代からこの島は「神が斎く=(いつく)島」と呼ばれていて、この島自体が神として祭られていたとも言われています。

弥山は標高535mの山。時間がなかったり、足に自信がない方はロープウェイを利用しましょう。
山の中腹に空海が修行したパワースポット「弥山」の象徴「霊火堂」があります。

シューズはしっかりしたもので登るのがオススメです。
山頂近くに、奇岩スポットもあり、見どころの多い山が人気です。

◆ 楽しい参道(フェリーから入り口まで)

宮島 鹿

フェリーから降りて、すぐにたくさんの鹿がお出迎え。
すぐお土産屋さんやアナゴ飯やんさんが並びます。
広島名物のもみじ饅頭ですが、その揚げもみじ饅頭も売っていました。
楽しく歩いていると石の鳥居が出現。
その先に海に浮かぶ回廊と入り口が見えてきます。

厳島神社 宮島

厳島神社 基本情報
住所 広島県廿日市市宮島町1-1
電話番号 0829-44-2020
拝観時間 年中無休だが、若干ずつ時間が変わるので注意が必要
また、高潮対策で隙間がわざと廻廊に作られているため、ヒール等でいくのは遠慮していただければと思います。
料金 大人300円、高校生200円、中小人100円
宝物館等は別料金になります。
アクセス 広島市内から電車で宮島口駅へ
     フェリー乗り場まで徒歩、
     フェリーで宮島へ
     自動車では、山陽自動車道廿日市インターから、宮島口。
     厳島神社には駐車場はありませんので、車で行く方は注意が必要です。
厳島神社 公式サイト